【Lightning】無料版でヘッダー上部機能を追加する方法

【Lightning】無料版でヘッダー上部機能を追加する方法

皆さんは「Lightning」というWordPressのデザインテーマをご存じでしょうか?
2015年のリリース以来、「Lightning」は、有効インストール数は100,000を超えています。このサイトもLightningで作られています。

Lightningの無料版でもビジネスサイトを作成するための基本機能は充実していますが、有料版の機能拡張プラグイン「Lightning G3 Pro Unit」を使用することで、ヘッダーに電話番号を表示させたり、見出しデザインやフォントを変更したりと、さらに便利な機能を利用できるようになります。

無料版のヘッダーエリアには、左側に「サイト名またはロゴ」、右側にメニューが表示されるだけですが、有料プラグインを使うとヘッダー上部にテキスト、電話番号、お問い合わせリンクなどを追加できます。

特に、ヘッダー上部に表示されるテキストはSEO対策において非常に有効です。例えば、「相模原駅より徒歩2分のプリン専門店」といった具体的な情報を含むテキストは、検索エンジンにサイト内容を的確に伝える役割を果たします。

今回は無料版のLightningでもこのヘッダー上部のエリアを追加する方法を紹介します。

事前準備

今回のカスタマイズは、Lightningの子テーマで行います。
まずは、親テーマとしてLightningをインストールしましょう。

親テーマのインストール

管理画面の外観テーマ 新しいテーマを追加から、「Lightning」と検索してください。表示されたLightningテーマにマウスを合わせ、インストールボタンをクリックします。


もし表示されない場合はこちらからダウンロード可能です。

子テーマのインストール

子テーマは、こちらのサイトからダウンロードできます。
ダウンロードボタンをクリックして子テーマを入手しましょう。

続いてダウンロードした「lightning-child-sample.zip」を
管理画面の外観テーマのアップデートからアップロードします。
ファイル名が表示された後、今すぐインストールボタンをクリックしてインストールを完了させ、子テーマを有効化します。

ヘッダー上部エリアを作成~固定の文言を表示~

function.phpにコードを追加する

まずは管理画面の外観テーマファイルエディターからLightningのテーマを選択、
右サイトバーの中からfunction.phpを選択します。

選択したファイルの内容のエディター内に以下のコードを追加します。
テキストの内容やリンク先はサンプルの為、任意で変更してください。

石井よしまさ

アクションフック機能を使用して、ヘッダー上部エリアのコードを表示した時に追加するようにしました。
4行目の判定文で「Lightning」または「Lightning」の子テーマの場合のみコードが実行されるようにしたのは、Lightningでないテーマに変更した場合でもヘッダー上部エリアが追加されてしまうのを防ぐためです。

Lightning以外のテーマで追加したい場合は、判定文を削除してくださいませ。

CSSでスタイリングを調整する

次に、このエリアがきちんと表示されるようにCSSでスタイルを調整します。
右サイドバーからstyle.cssを選択し、以下のコードを追加します。

ここまで終わったら、実際の表示を確認してみましょう!

石井よしまさ

有料版と同じようにデバイスのサイズが991px以下になると
ヘッダー上部エリアは非表示にするようにしていますが、
スマフォでも表示したいなどの場合は
以下のコード部分は削除してください。

カスタマイズ画面から内容を変更可能にする方法

先ほどまでは固定の文言やリンク先を設定しましたが、WordPressのカスタマイズ画面から自由にテキストの内容やリンク先、電話番号の表示、お問い合わせボタンの表示を設定できるようにします。

function.phpにコードを追加・修正する

まずはWordPressの外観 カスタマイズ の画面に
今回のヘッダー上部をカスタマイズするセクションを追加、そのセクション内に入力内容、色などの編集項目を追加します。

次にカスタマイズ画面で設定した項目の値を、CSSに反映させるためのコードを追加します。

最後に、元々作成していた固定の文言とリンク先を表示するヘッダー上部エリアを、カスタマイズ画面で設定した値を表示させるように修正します。

上記までのコードが実装できたら、外観 カスタマイズ の画面を確認しましょう!

カスタマイズ画面を開くと、追加したセクションの名前(今回はヘッダー上限カスタマイズ)が表示されていると思いますので、そのセクションをクリックします。

ヘッダー上限カスタマイズ内で以下の項目が変更可能にしました。

カスタマイズ画面から変更できる内容

  • ヘッダー上部エリアの背景色
  • ヘッダー上部エリアの文字色(お問い合わせボタン以外の項目)
  • ヘッダー上部の文言
    左部にあるテキスト
  • リンク1の文言
    サイトマップなどリンクを追加できるようにしました。
  • リンク1のURL
  • 電話番号の表示非表示
    電話番号が不要な場合はチェックを外してください。
  • 電話番号
  • お問い合わせリンクの表示非表示
    お問い合わせリンクが不要な場合はチェックを外してください。
  • お問い合わせボタンのURL

まとめ

今回は、Lightningの無料版でもヘッダー上部エリアを追加する方法を紹介しました。アクションフックでコードを追加し、CSSでスタイリングを調整するだけで、ヘッダー上部エリアを作成できます。

ただし、有料版の機能拡張プラグイン「Lightning G3 Pro Unit」では、ヘッダー上部エリア以外にも見出しデザインの変更など便利な機能が多数あります。ヘッダー上部エリアのみを追加したい場合は、今回の方法で十分ですが、他の機能も充実させたい場合は、有料版の購入を検討してみてください。

この記事を書いた人

石井 よしまさ
石井 よしまさフリーエンジニア / Webデザイナー / LPコーディング講師 / シンガーソングライター
歌うプログラマーとして
IT業界、プログラミングの"あるある"を歌にしている。プログラミングもデザインも音楽も色々とやるパラレルキャリアな人。

フリーランスエンジニア歴10年のセールスデザインができるWeb制作者 石井よしまさのメルマガ

常駐型のフリーランスエンジニアとして10年。
10年で関わった現場は13社。
その中で4社から正社員オファーを頂くことができた私が
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